サッカーの国際交流大会でいただいたトロフィー

「見て見て!このトロフィー、アメリカ出身なんだよ!」と、少しばかり可笑しい日本語を使いながらも、その伝えたい意味はもちろん、これがアメリカでいただいたトロフィーだということでした。これは以前、アメリカで開催された、小・中学生を対象にしたサッカーの国際交流大会に出場し、そこでトロフィーをいただくことができたときの出来事です。

私は中学校に通っていた3年間、女子サッカーのクラブチームに入っていたのですが、あるときコーチからこの国際交流大会が行われるということを聞き、チーム全体で相談し合った結果、これに出場してみようという話にまとまりました。それは、世界各国の同じ年代の人たちが行うサッカーのプレイを見ることができるという、日本にいるだけでは絶対に経験のできないことだったからです。大会といっても、各国が対抗で試合を行って勝敗を競うようなものではなく、あくまで海を越えた人同士の交流を目的としているもので、チーム戦だけではなく、その国関係なくメンバーを組み替えての試合も行い、何もかもが初めての経験で、とても楽しかったことを覚えています。このいただいたトロフィーは、試合を行った結果によって勝ったチーム贈られるという、一般的なものではなく、参加した各国全てのチームに対して用意されていたもので、ようするに参加賞みたいなものでした。このトロフィーそのものは、決して立派であるといえるようなものではなかったものの、その価値の大きさはいつも以上のものでした。

なぜなら、アメリカという憧れの土地でいただくことのできたトロフィーだからです。サッカーをしている人にとって、アメリカとは憧れている土地の1つであり、そこでプレイできたという喜びだけでも、そうとう大きいものだったのですが、全員に贈られるとはいえど、トロフィーまでいただけるということは、とても光栄なことだったのです。そうして私は、日本に帰ってきてからも、このアメリカでいただいたトロフィーをずっと大切にしていました。中学を卒業してからは、この女子サッカーからは離れてしまったものの、アメリカという憧れの土地で大好きなサッカーをプレイできたこと、たくさんの世界の人たちと交流し合えたこと、そしてその証ともいえるトロフィーをいただけたことは、今でも大きな思い出となっている出来事です。もちろん、このトロフィーはまだ手元にあり、その思い出をよみがえらせてくれます。

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